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2020/5/11

「ていうかさ、今日会社ですげぇ嫌なことあったんだよ

「ていうかさ、今日会社ですげぇ嫌なことあったんだよ。ほら、上司に嫌みばっか言って仕事しないヤツいるって前に話しただろ?」「あぁ、モグラみたいな顔のオジサンね」「そうそう。そいつがさぁ……」二人でいるとき、私は聞き役に徹することの方が多い。Accounting Services hong kong 、人の話を聞いてリアクションをする方が私は好きだ。反対に遥希は、あまり人の話を聞かない。超が付くほどのマイペースで、自分の話を人に聞かせるのが好きなタイプだ。遥希みたいな性格の人とは絶対に付き合えないと、以前蘭に言われたことがある。でも私は、今まで何人かの人と交際してきたけれど、遥希ほど長く続いた人はいなかった。長年一緒にいられるということは、きっと相性はいい方なのだと勝手に解釈している。遥希の仕事の愚痴を聞きながら食事を済ませ、遥希が先にお風呂に入っている間に私は食器の洗いものを終わらせた。その後私もお風呂に入り、寝る前にリビングで遥希と一緒にぼんやりとテレビを見ていた。温かい玄米茶を飲みながらリラックスしていると、隣で遥希がテレビを眺めながら口を開いた。"

「何かさ、この家も手狭になってきたよな」「そうだよね……1LDKだしね」今一緒に暮らしているこの家は、もともと私が社会人になった頃に一人暮らしをスタートさせた家のため、最初から同棲目的で借りているわけではない。一人暮らしを始めて二年が過ぎた頃、遥希が自分の荷物を持ってこの家に引っ越してきたのだ。部屋の間取りは1LDKだけれど、リビングや寝室は通常の1LDKよりは広めに作られているため、どうにか二人で暮らせている。それでも遥希が言うように、手狭になってきているのは確かだ。長く住んでいると、どうしても荷物が増えてきてしまう。それに愛犬のもずくも基本は部屋の中で放し飼いにしているため、この家の中をいつも走り回っている。二人+一匹の生活では、狭いと感じるのも無理はないのかもしれない。「どうする?いっそのこと、もう少し広い家に引っ越す?」「引っ越しかぁ……」「ていうか、俺らそろそろ結婚しない?」「……」引っ越しとか面倒くさいな……と思っていたときに、突然のプロポーズ。私は、何も言葉を返せなかった。"

「もう一緒に暮らしてるんだし、結婚してるようなもんじゃん。それなら籍入れちゃった方が、いろいろ都合いいだろ」「確かにそうかもしれないけど……」私が浮かない表情をしていることに気付いた遥希の口調が、棘のあるものに変わった。「何をそんな迷う必要があんの?俺が旦那じゃ不満?」「別に不満とかじゃなくて……」「俺は、依織と夫婦になりたいと思ってるよ。依織じゃなきゃダメだと思ってる」「……」遥希の結婚願望が強いことは、以前から気付いていた。結婚したら一軒家を建てて、子供は最低でも二人は欲しい。そんな夢を、何年か前に話してくれたことがある。でも、私は違う。遥希が抱いているような夢を、私は一度も願ったことがない。「私も……遥希じゃなきゃダメだって思ってるよ。……でも、今すぐ結婚とかは、まだ考えられない」私だって、遥希のように純粋に結婚に夢を抱けるようになりたい。遥希と付き合っていく内に、そんな自分になれることをずっと期待していた。でも、付き合って六年が経とうとする中で、そんな自分に出会えることはなかった。"

 

" 終わりと始まり" それは、出会って六年が経った今も変わることはない。この病院の休憩室は広く、様々な職種の人たちが利用している。甲斐とは休憩が被ることが多い。「甲斐、料理出来るんだからお弁当作ってこればいいじゃん」「普段は食堂利用してるし」

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